アジア

イジェン火山

火山と言えば燃え盛るような赤い溶岩、赤い炎をイメージすると思います。

しかし、インドネシアのジャワ島に、青い炎を吹く火山があります。

TBS系の人気番組「クレージージャーニー」で奇界遺産の著者である佐藤健寿さんも取材で訪れていた場所です。

青い炎を服吹くその火山は、綺麗というより、どこか恐ろしさを感じさせるような雰囲気を醸し出しています。

出典:http://tg.tripadvisor.jp/

イジェン火山、実はこのあたりの「イジェン複合火山」の内の一つ、イジェン山になります。

インドネシア東ジャワ州にあるこの成層火山群の中には、およそ20キロメートルの幅を持つ大きなカルデラがあります。

数ある火山の中で、最も高いものをムラピ山といます。

ムラピ山の西側には、1キロメートルの幅をもつ綺麗な緑色の火口湖があり、世界最大の好酸性火口湖として知られています。

出典:http://tg.tripadvisor.jp/

イジェン山はこの火口を下ったところにあり、青い炎は夜間にみることができます。

付近の町からムラピ山の火口湖まで2時間、そこから45分間ほど夜間のハイキングをしながら、この景色を眺めることになります。

出典:http://www.jakartabewishinternational.com/

ちなみに青い炎の正体は、600℃で岩の隙間から燃焼して噴き出している、硫黄ガスのようです。

炎は最大5mほどまで立ち昇り、ガスの一部は液体に凝縮して火が付いたまま流れ落ちています。これだから、夜には幻想的なイジェン山を見ることができるんですね。

出典:steptoindonesia.blogspot.com
出典:http://www.lostateminor.com




アクセス


イジェン火山までの行き方ですが、まずはじめに、ジャワ島東部のスラバヤという街に行きます。
日本から行く場合、スラバヤまでの直行便はないので香港で乗り継ぎます。
日本からスラバヤまでの所要時間は約12時間です。
スラバヤ着の飛行機は夜間の到着が多いようです。

スラバヤに泊まり、一晩休んだ翌朝に向うことをオススメします。

スラバヤからは、はじめバスに乗り、イジェン山の周辺にあるバニュワンギに行きます。
そこからは前述したように約2時間山を登り火口へ行き、少し下って〜といった感じです。
また、イジェン火山の頂上では硫黄臭が非常に強烈なようで、マスクを持っていった方が良いみたいです。
標高もかなり高いので、明け方に山を登る方は、羽織れる上着も持っていったほうがいいかもしれません。

 

宿情報


「My Studio Hotel City Center」

出典:booking.com

スラバヤ最安クラスなのに朝食込みで、部屋にはエアコンも完備。無料WiFiも有り。シャワーは共用です。石鹸とタオルは無料で借りることができます。

街の中心部にも近く、空港への無料のシャトルバスも手配してくれます。ツアーデスクもあり、レンタカーの貸し出しも行なっているので、観光にはとても便利な宿かと思います。