メキシコ

ヌエバ・イタリア

TBS系の人気番組「クレージージャーニー」で丸山ゴンザレスさんがメキシコ麻薬戦争と題して取材していたメキシコ、ミチョアカン州にあるヌエバ・イタリア。

「戦場以外では地球上で今一番危ない場所」と言われています。


ーーーー 以下、番組内で放送されていた内容をベースに記事を書いています。 ーーーー

【メキシコ麻薬戦争】ヌエバ・イタリア

メキシコ麻薬戦争とは、麻薬の製造・密売を行う組織、通称「カルテル」が縄張り争いや、取締りを行う政府との間で繰り広げる激しい武力紛争のことです。

彼らは麻薬による莫大な資金力を背景に、政府の軍隊とも対等に渡り合える武力を持っています。カルテルによる見せしめを含めた残虐な行為は、今もなお世界中を震撼させています。

メキシコ麻薬戦争の関係者とのパイプ役をしてくれる方との待ち合わせの場所、モレリアへゴンザレスさんは向かいます。

旧市街が観光地になっているモレリアは、人口約約73万人の州都で、その歴史地区は世界遺産にも認定されています。

そんな多くの観光客が訪れる場所ながら、2009年、治安当局副局長がカルテルのメンバーに殺害されるなど、まさに光と影が交錯する街となっています。

メキシコ麻薬戦争取材のパイプ役はホセ、ダニエルと合流しました。

ホセ、ダニエルは、取材の注意事項として、今回の取材で絶対に守ってもらうことが2つあると言いました。

  • 絶対に我々の指示に従うこと
  • 夕方6時以降何があっても外に出歩かないこと

「これが守れなければ命の保証は出来ない」

「かなり危険な取材になるから流動的になることは分かって欲しい」

この言葉からも、ヌエバ・イタリアがいかに危険な場所なのかということが分かります。

まずはゴンザレスさんが言っていた「ヌエバ・イタリアの自警団」に会いに行くことになりました。

メキシコ麻薬戦争に存在する3つの組織

そもそもメキシコ麻薬戦争には大きく分けて3つの組織が登場します。

  1. 麻薬の製造・密売を行う悪の組織「カルテル」
  2. そのカルテルの取締に力を入れる「メキシコ政府」
  3. カルテルの横暴に業を煮やした住民が武装する「自警団」

この三者により多くの死者を出す紛争や、見せしめを含めた残虐な事件が起きているようです。

街自体はのんびりしていて綺麗な風景なので、街の雰囲気からは本当にそんな危険な場所だということが感じ取れないようでした。

ヌエバ・イタリアの洗礼

パイプ役との打ち合わせを終えてヌエバ・イタリアを目指そうとしたその時、ゴンザレスさんは麻薬戦争の洗礼を受けることになります。

ヌエバ・イタリアを目指して高速道路を走っていると、ゴンザレスが土方に人の遺体らしきものをあるのが発見します。

車を降りて、ゴンザレスさんは近くにいた警官に何があったのかと尋ねます。その結果。詳しいことはわからないが、道路に死体が転がっているという状況とのことでした。

死体を目の当たりにしたゴンザレスさんは、言いました。

「手首に傷があった、目が潰されていた」

もしかしたら拷問されていたのかもしれません。そもそも高速道路は人が通るような場所ではありませんからね。モレリアを出発してわずか10分の場所での出来事でした。

車中でドライバーが過去の出来事について話していました。以前、ヌエバ・イタリアの近くで麻薬カルテルがバスを火だるまにした事件があったそうで、乗客たちは難を逃れてその状況をカメラで撮って全国に伝えたんだそう。そのため、市民の人たちも単純に大人しくないといった状況で、取材には一層の注意が必要だということでした。

ヌエバ・イタリアに到着

ヌエバ・イタリアはカルテルから街を守るため、自警団の活動が活発な地域です。

2014年には麻薬カルテルとの大規模な銃撃戦が発生し、世界的なニュースとして取り沙汰されました。

ヌエバ・イタリアに到着し、待つこと10分、「リノ」と呼ばれるヌエバ・イタリア自警団のリーダーが登場しました。

「俺たち自警団がカルテルから街を守るためにどう活動してるか見せてやる」とのこと。

自警団は交代制で街の安全を守っているのだそう。2年前くらいまで頻繁に銃撃戦があったようですが、最近は減ってきているとのことでした。

リノが連れてきたトラックの荷台に自警団のメンバーと同乗し、かつてカルテルに支配されていたマンゴー農園に到着しました。

出典:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/

過去にカルテルがこの農園を訪れ、「マンゴー農園を潰されたくなかったらみかじめ料を払え」と言われ、拒否した結果、車を燃やされたり家族を殺されたりとやりたい放題された過去があるようでした。

リノ:「やつらは一般市民にまで危害をくわえたんだ」

リノ:「だけど政府は守ってくれないし、だったら俺らで戦おうと、三年前に自警団を発足させた」

ゴンザレス:「武器を持つこと事態はOK?」

リノ:「もちろん。政府から認可してもらった武器を携帯している」

ゴンザレス:「リノさん自体は、武器を持つきっかけがあったのか」

リノ:「もちろん。俺は家族でリサイクル業をやっているんだが農家の人たちと同じようにみかじめ料を払えと言われた」

リノ:「1ヶ月7万ペソ(約58万)を払えと言われ、メシもまともに食えない日が続いたんだ」

リノ:「ちょうどその時、街全体がカルテルに立ち向かう動きがあったから俺も武器をとって2014年の1月12日奴らと銃撃戦をしたんだ」

リノ:「街を奪還することはできたんだが奴らからの攻撃は今もまだ続いているよ」

ゴンザレス:「メンバーで連れ去られたりとか、危険な目に遭ったりとかしたことがある人って?」

ゴンザレスのこの質問で、リノから重い過去が・・・

リノ:「実はこれも自警団になったきっかけなんだが、俺にはいとこが2人いて兄弟みたいに仲良しだった」

リノ:「だけどある日突然いなくなってしまったんだ」

リノ:「俺たちはただごとじゃないと2人を探しまわったんだが、残念なことに2人は貯水池で無残な姿で発見されたんだ

リノ自身、麻薬カルテルに身内を殺されるという悲しい現実に直面していました。

リノ:「お前たちと一緒に車に乗っていた自警団のメンバーも奴らに拉致されて指を切られ拷問されたんだ」

自警団のメンバーはこう言います。

「家にいたら突然連れ去られた」

「近所の顔なじみも含めて全部で7人」

「何もない場所に連れ去られて殴られたり蹴られたり、指がちぎれるまで普通の石で叩き続けた」

「こんなことが20日間も続いた」

「家族や友だちが探し出してくれて身代金を4万ペソ(約32万)払って開放された」

「他の6人は目隠しをされてて見えなかったが、全員殺されたと思う」

「叫び声が聞こえたり鳴き声ば聞こえたりしていたんだけどその声は徐々に少なくなっていって、最後はなにも聞こえなくなった」

同じ時代で起きている壮絶な現実にゴンザレスさんも言葉を失っていました。

麻薬カルテルのボスの自宅

その後、ゴンザレスさんは過去にカルテルを牛耳っていたボスの自宅に到着しました。

プールや噴水もある大豪邸。2年前に制圧したため、今は入れるようになっています。

ボスはここで悠々自適な暮らしをしていたそう。室内にピストルの玉も発見されました。

ボスの寝室に入りました。寝室の中には隠し場所があって、銃を隠していたそう。

今から2年前、この辺りで自警団が車100台で移動していた時、カルテルが向かいの建物から攻撃してきたということもあったようでした。

市民が持つ自警団へのイメージ

ゴンザレスさんは露店をしている女性に、自警団のことをどう思っているのか訪ねます。

女性:「それはあまり言いたくないわ」

ゴンザレス:「カルテルってどういう存在なんですか?」

女性:「どっちのカルテル?」

この言葉にゴンザレスさんは戸惑います。

出典:http://www.cnn.co.jp/

悪の組織麻薬カルテルと、正義の味方自警団。

彼女のこの発言の真意は?

ゴンザレス:「彼らを評価したい気持ちはすごくあります」

ゴンザレス:「実際やってきたことも素晴らしいとおもいます」

ゴンザレス:「ただ市民の声、これがどうしても腑に落ちない」

ゴンザレス:「一般市民からしたらカルテルだろうが自警団だろうが銃をもって打ち合う人たち。彼らが正義の味方と断言するのは早急」

ゴンザレス:「もう少しこの国の麻薬戦争とそれをとり巻く状況というのをリサーチしないといけないと思う」

そしてこの後、麻薬戦争取材で事件が勃発します。

別の自警団のリーダとの打ち合わせ

ホテルに向かって車を走らせるゴンザレス一同。

ミチョアカン州のアパツィンガンという州に到着します。ここは、カルテルと自警団との戦いで最後の銃撃戦が行われた場所です。

この日は早々にホテルに入り、明日からの取材の打ち合わせを行っていました。その時、パイプ役ホセ、ダニエルから、コンタクトを取っていたこの街の自警団のリーダーが、今から直接あって取材を受けるか否かを決めたいと言っていると連絡がありました。

そして15分後、自警団のリーダーが到着しました。

カメラを止めさせろという指示があるなど、カメラを拒絶するリーダー。

ダニエルとゴンザレスだけで取材の交渉を行うことになりました。

交渉を待つこと2時間。

結局、カメラに対する警戒心が非常に強いので一切の撮影を認めてくれなかったようです。

メディアに対する不信感があるのだとか。

彼らが自分たちが撮影されたことで記録に残り、それがどこに出るか分からないので、メディアに出てしまったことによって、自分たちが逮捕されたり、何かで拘束される可能性があるからだそうです。

ただ、自警団の人なのに逮捕されたりすることがあるのでしょうか?

ゴンザレスさんの推測では、おそらく彼らはただの自警団では無いのではないかとのこと。

疑惑というか、大いなる矛盾がさらに広がる。正直なところ、彼らの雰囲気としては堅気には見えなかったとのこと。

帰りがけに「記念撮影しようぜ」と言われ、入り口の方に呼ばれたゴンザレスさん。そしたら、リーダの彼ら2人だけきたのかと思ったらすごい人数がきていて、銃で武装しており、そこに呼ばれて言って一緒に写真とられたそうです。

つまり、ゴンザレスさんは完全に自警団にとっては要注意人物。自警団のメンバーと肩を組んだが、時計や指輪も高級品ばかりを身に着けていたそうです。

ホテルでの驚きの注意事項

さらにここで、ホセから驚きの注意事項が。

ホセ:「僕らがこういう取材をしているということは街のそういうスジの人たちは情報として掴んでいるはずだから、今日夜、今日なり明日なり、深夜に訪ねてくる客がいるかもしれないから気をつけろ。

ゴンザレス:「部屋にですか?」

ホセ:「部屋番号くらいはすぐに分かっていると思うので、そういう事はあるから「夜も気を引き締めといてね」

聞いたことのないタイプの注意事項に戸惑うゴンザレスさん。

しかし、とくにトラブルもなく穏やかな朝を迎えます。

カルテルの衝撃の素性

ホテルの庭にある椅子に腰掛け、地元の新聞に目を通しているゴンザレスさん。新聞の一面が殺人事件情報で、そこには、昨日ゴンザレスが拘束道路で目撃した遺体もでかでかと載っていました。

取材を拒否した自警団に不信感を抱いたゴンザレスさんはこの日、街に出て今の状況についてどう思うのか、市民に聞き込みをすることにしました。

この街は自警団が有名だけれども、その人たちのことを市民はどう思っているのか。

一人目の市民に取材をすると。

「う〜ん、素晴らしいんじゃないでしょうか。」

と、言葉を濁していました。

「街を守ってくれて感謝しているけど、悪い噂も聞くからなんとも言えないよ。」

街の人も、街の治安が良くなったとは思っていない様子。

政府側の軍事関係者については?と聞くと

「我々はその手の質問に答えられない、でも街の治安は良くなっていると思う。」

との回答がありました。このように、自警団の捉え方は立場により様々のようです。ここで、ダニエルが言います。

「昨日君に言われて、自警団やカルテルについて詳しそうな人物を色々調べていたんだが、さっきこの街の知り合いから連絡があって、この街の元自警団という人物とコンタクトが取れた。」

この後ホテルに来てくれるそうです。

待っていたのはアパツィガンの自警団発足時のメンバーだったというマルティンさん。

ゴンザレス:「この街の自警団はどんな組織なんですか?」

マルティン:「その事についてはあまり喋りたくありません。その代わり、この街のカルテルの実情をお話します。」

この後、彼から衝撃的な事実が語られることになります。

マルティン:「私はアパツィンガンの元自警団のメンバーで市の職員として働いていました。この写真を見てください。」

マルティン:「この写真は一年前、まだ私が自警団のメンバーだったころ麻薬カルテルに拉致されて暴行を受けた時の写真です。驚きだったのはこの時の犯人が私の同僚の市の職員だったんです。つまり、同僚が麻薬カルテルのメンバーだったんです。

マルティン:「ちなみにこの写真は暴行を受けた時の私の顔です。」

そう言って、マルティンさんは、暴行を受けた後の腫れ上がった顔が写っている写真を見せてくれました。

マルティン:「血だらけのこの男が麻薬カルテルの犯人で、この血は私が反撃した時に流血させたものです。」

マルティン:「話し合いの上開放されましたが、私が言いたいのは、カルテルはこの街のいたるところにいるということ。この街で市長になりたければカルテルの支持を得られないとなれないということ。つまり、国とカルテルは癒着している。

持ちつ持たれつの関係でいるということ。この事件で拉致した犯人は逮捕され、関与していた市長も逮捕されたそうです。

市の職員のトップである市長もカルテルのメンバーだったという衝撃の事実。

マルティン:「この事件が明るみになって、すごくセンセーショナルに報じられた。この国は政府の関係者に確実にカルテルのメンバーが入っている。

自警団のメンバーの逮捕

次々に明らかになる麻薬戦争の実態。

この街での最初の収穫に胸をなでおろしていると、ホセが下でダニエルが呼んでいるからきてくれないかと言ってきました。なんと、昨日会ったヌエバ・イタリア自警団のメンバーが逮捕されたとのこと。

容疑は「国が認可していない武器の不法所持」。

昨日、リーダーのリノは「俺たちは国が認可した武器を所持している」と言っていたはず。その言葉に矛盾が生じ、ますます困惑を極める状況になります。

しかもこの街の検察に移送されてくるらしいので、ゴンザレス一同は検察に向かうことにしました。

検察に到着すると、なぜか軍隊が道路を封鎖していました。

車を降りて歩くダニエルに同行します。検察前には武装した軍隊が。

ここで、あろうことか平然と検察の中に入っていくダニエル。

軍人:「お前ら何しに来た。」

ダニエルは、今回の自警団の1件を取材したいと交渉しています。

ここから先には絶対に入るなと言われた場所に見えるのは、押収した銃弾の山、逮捕された人物でした。

軍人:「これ以上ここにいるのはよしてくれ君たちに手洗いことはしたくない、頼む。」

もはや報道番組のようになってきたクレイジー・ジャーニー。

ダニエル:「ヌエバ・イタリアの自警団が動くぞ。」

こういう時は騒動に乗じてカルテルも動くんだそうです。

ダニエル:「少々危険だが、ヌエバ・イタリアに行ってみるか?」

ゴンザレス:「行きましょう、荷物とってきます。」

渦中のヌエバ・イタリアへ

認可が降りてない銃を持っていることは悪いこと、しかしそれまでは警察も黙認していたはず。そうこうしていると車はヌエバ・イタリアへもう少しで到着するところまで来ました。

そこで、逆走する車、その先に炎上する車を目撃します。

一体何があったのかと混乱する一同に、一旦車に戻るよう、ダニエルは指示します。

すると、炎上している車の運転手がこちらに近寄って来ました。

運転手:「ここの村の連中が俺の車を燃やしやがった。高速道路を走行中、突然車を止められ、いきなり火をつけられた。この先銃撃戦になるかもしれないからこの先にいくんじゃない。」

元いたアパツィンガンに戻るにはこの事件で大渋滞になっていたのもあり、ゴンザレス一同は、危険を承知でヌエバ・イタリアに向かうことにしました。

とりあえずこの日はホテルで休むことになりました。

そして次の日の朝、朝早くに連絡があったリノ(初日に取材した自警団のリーダー)と接触し、昨日の逮捕の詳細について説明を聞きます。昨日の逮捕の詳細は、4人、銃の不法所持、ニセの警察車両を持っていたとのこと。

ゴンザレス:「政府側が自警団を切り捨てに入ってきたのかな。」

そう話しながら歩いていると、目の前に警察と親しげに話すリノの姿が見えてきました。

ちゃんと認可が降りているものを携帯しているのに、いまさら不法所持というのはおかしい。

ゴンザレス:「切り捨てに入っているということは、カルテルのような犯罪に手を染めているっていう現状があるんじゃないかっていかっていう疑問がある。」

リノ:「まあ、残念ながらそれもある。だが、ここからが大事だ。この1ヶ月で小さなこの街で70台も車が盗まれている。自警団を排除して警察は市民を守れるのか?我々は逮捕された仲間を奪還する。」

そう話していると、周りには市民のギャラリーが大勢集まって来ました。

リノ:「ギャラリーが増えすぎた。」

警察は、リノっていう個人に対しては利用価値を感じているのかもしれません。

自警団の中も正義の集団という最初のイメージとは違う。自警団の一部やっぱり腐敗している。犯罪に手を染めるやつもいる。非常に複雑な状況があると思う。

それぞれがそれぞれの思惑で動いている。

国が一つになっているというよりは、国の中でそれぞれの集団が己の利のために動く。

それが麻薬戦争の本当の姿。

麻薬はあくまで自分たちのメリットを達成するためのツールのひとつ。

だから麻薬以外のことが原因でいろんなトラブルが起きたりする。

撮影終了後、不当な逮捕を訴え、ヌエバ・イタリア自警団と警察で銃撃戦が起き、自警団のメンバー1名が射殺されたそうです。

メキシコ麻薬戦争の革新

身に迫った危険

スタジオでゴンザレスさんは下記のように話していました。

夜中2時くらいに訪ねて来た人がいた。

怖かったのと眠かったのもあってそのまま寝ちゃったんですけど、

麻薬カルテルの人たちって「じわっ」っと存在をほのめかす脅し方をしてくる。

僕がダニエルと離れて朝早く起きてホテルの近くの喫煙所でタバコを吸っていたら後ろからおじさんが来て、「お前昨日タコス食べてただろ」と一言だけ言って去っていくなど、不気味な体験をした。

ダニエル・ホセの素性

彼らも地元のジャーナリストとして優秀な人達

ルールの中でちゃんと動く人たちだった

この2人は兄弟、12人兄弟の3番目(大家族)

メキシコ政府と自警団の関係

政府は自警団とカルテルをどう見てる?

その当時は国民的にも礼賛された。

徐々に、やっぱり武装した市民ですから。

目の上のたんこぶだったようで、

それが数年間続いたから、切り捨てに入ったんだと思う。

警察VS自警団という構図に移りつつある。

まるで、「仁義なき戦い」を見てるよう。