「世界一の星空」を持つと言われているテカポ。ニュージーランド南東にある人口約500人の小さな村です。
テカポ基本情報
ダークスカイ協会認定の星空世界遺産
「星空世界遺産」とも呼ばれているテカポの星空は、国際ダークスカイ協会に認定された星空保護区です。
この認定制度は「ダークスカイプレイス・プログラム」と呼ばれており、光害のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度となっています。認定には、夜空の美しさだけでなく、屋外照明に対する厳格な基準、地域における光害に関する教育啓発活動などが求められています。
厳しい審査をくぐり抜けて認定されたテカポの星空はまさに圧巻。
幾千万もの星空が360度、見渡す限りの空を埋め尽くしています。
この星空の絶景を求め、世界中から年間約200万人もの観光客が集まっています。特に近年では有名になってきたこともあり観光客が急増しているようで、日本からも若い女性の観光客が増えてきているのだとか。
アクセス
テカポへはニュージーランド南東の玄関口、クライストラクチャーチからバスで3時間半で到着します。
バスの停留所を降りると、目の前には青く美しいテカポ湖が広がっています。
テカポ湖の美しさ
テカポの中でも最も星空が美しく見える場所として有名なのが「テカポ湖」。

雄大な山々に囲まれたテカポ湖は氷河湖で、近くで見ると透き通っていますが、遠くから見ると空の青さを写した美しいミルキーブルーになっています。
湖ではサーモンの養殖がされているようで、テカポの和食レストラン「湖畔」では、この湖で取れたサーモンを使用したサーモン丼も提供されています。

テカポ湖No.1の観光スポット
テカポを知っている人であれば、下の画像にある協会のイメージが強いのではないでしょうか。
テカポ湖のほとりに佇む「善き羊飼いの教会」は、今でも使われている協会で、テカポNo.1の人気スポットです。この教会を一目みるため、たくさんの観光客がやってきます。
教会の中に入ると、祭壇の後ろはガラスになっており、そこからはまるで絵に書いたような景色を見ることができます。しかし、祭壇では撮影不可となっています。実際に訪れた人だけが、その絶景に出会うことができるんですね。
また、夜になると教会と星空を一緒に撮影しようとたくさんの観光客が訪れます。
足元が暗いので注意が必要です。しかし、明かりに敏感な方が多いので、なるべく周囲の人々へは配慮しましょう。

どうして教会での星空の写真が多いのか考えてみました。
おそらく、一番テカポらしい星空が撮影できるからですね。
星空は、言ってしまえばどこで撮影しても似通ったものに見えてしまいます。
せっかくテカポを訪れたなら、この教会から見える星空を拝みたいものです。
格別な天体観測を楽しみながら、思い出に素敵な天体写真も撮れたらいいですね。