アイスランドの首都レイキャヴィークから東に180kmほど、本島の最南端にある小さな村ヴィーク(正式名称:ヴィーク・イ・ミールダル)。
ヴィーク基本情報
アイスランドの南部には村があまりありません。
そんな南アイスランドで比較的大きく、レストランやゲストハウス、ホテルが集まっており、ガソリンスタンドや日用品を買い求められるお店があるヴィークは、地元の人や観光客にとって南部の重要な拠点の村となっています。
気温はアイスランドで最も高く、多湿なエリアになっています。
村の人口はわずか350人程度。
海岸に面し、山々に囲まれたヴィークの村には壮大なパノラマの風景が広がっています。

ヴィーク周辺の観光スポット
ヴィク・ミルダルダル教会
1929年に建てられた丘の上の美しい教会。

赤い屋根と白い壁の綺麗なデザインです。
教会の周りにはルビナスの花畑があり、夏季には一面美しい紫色に染まります。

ブラックサンドビーチ
ブラックサンドビーチは黒い砂で埋め尽くされたビーチです。
独特の雰囲気に包まれた砂浜で、荒涼とした光景が広がります。

このビーチではノコギリの歯のような玄武岩、溶岩層や隆起した崖など、真っ白な砂浜と透き通った綺麗な海といった南国のビーチとは一風変わった独特の雰囲気を楽しむことができます。

海岸から見える巨大な3つの石塊はレイニスドラゥンガルと呼ばれる石柱で、高いものはなんと66mにもなります。

この巨大な岩、村の伝説で「太陽の光を浴びてしまったトロールが化石化したもの」と言い伝えらているそうです(トロールって太陽の光浴びると化石化するって初めて知った)。
また、このビーチには石柱に囲まれた巨大な洞窟があります。
干潮時にしかアクセスできないようなので、タイミングを合わせていかなければなりません。

溶岩が海水で冷え固まってできた洞窟はユニークな形をしています。
ちなみに、このビーチでは海からは大きな波が押し寄せてきます。
ですので、もちろん泳ぐことはとても危険です(そもそも泳げる水温ではなさそうですが)。
死亡事故も何度か起きている海のようなので、観光される際にはくれぐれも気をつけてください。
宿情報
ヴィークの宿は少し高めの値段設定になっている様子。
レイキャビクまで戻れば、数千円程度で泊まれる宿も多いようです。
これも、ヴィークにレイキャビクから日帰りで訪れる方が多い理由なのかもしれません。