ブルガリアと聞くと日本人はヨーグルトを想像してしまうのではないかと思いますが、世界遺産にもなっている遺跡や美味しい料理など、実際にはたくさんの魅力をもっています。
そんなブルガリアの首都ソフィア。
前述した通り、ブルガリアにはたくさんの世界遺産が存在していますが、
ここソフィアにも「リラの僧院」、「ボヤナ教会」があります。

ソフィアにあると言っても、街の中心部からは約66kmほど離れています。
リラ山脈の奥深くにある僧院へいくためには、まずリラ村に立ち寄ります。標高2500m、葡萄畑に囲まれて、バラの花があちらこちらに咲き誇っている村には、石畳の道、石造りの民家が立ち並んでいます。

リラの僧院はその名の通り、リラ村の中心地にあります。
教会の壁一面には素晴らしいフレスコ画が描かれています。この僧院は、ブルガリア正教の総本山と言われている修道院であり、ブルガリアで最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺跡の1つであると評価されています。
1833年の大火事でほとんど破壊されてしまったものの、裕福な国民の援助を受けて修復され、1983年に世界文化遺産として登録されました。

リラ僧院に続いて、ソフィアの郊外にあるもう1つの世界遺産として、「ボヤナ教会」があります。

1987年に世界遺産に登録されたこの教会。
古びたレンガ作りの外観を見るだけでは、なぜこの建築物が世界遺産になっているのか理解できないと思います。
この教会の魅力はその内部にあります。
一歩内部に足を踏み入れると、そこには240枚ものフレスコ画が存在しています。



壁一面に広がるフレスコがのスケールは見応え十分です。
一度に8人ほどしか入ることのできないほど狭い空間で、壁の中の人物が今にも降りてくるような臨場感を味わうことのできる場所です。
ヨーグルトのイメージが強いブルガリアですが、この他にも歴史的な建造物が数多く存在しているようです。
ブルガリアの美食を堪能しつつ、ふらっと立ち寄ってみたい場所です。