オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯グレートバリアリーフ。
その規模は南緯10度から24度にかけて広がり、2,600kmを超える長さには2,900以上の暗礁群と約900もの島が存在しています。想像できないようなスケールの大きさですね。
数ある島の中でも、グリーン島は約6,000年かかってグレートバリアリーフ海洋公園に誕生しました。
「オーストラリアの玄関口」と呼ばれているケアンズの沖合から27kmに位置しているグリーン島。
東京ドーム約2.5個分のこの島は、サンゴ礁と熱帯雨林をもつという特徴的な環境を持っています。

グリーン島は島の約80倍の面積を持つサンゴ礁で囲まれています。
島り降り立てば、白くてサラサラの砂浜、透き通った海が目に飛び込んできます。

グリーン島へはツアーで参加していく場合がほとんどになるかと思いますが、ツアーで申し込むと必ずオプションでアクティビティが付いてきます。
シュノーケリングやダイビング、グラスボトムボードや潜水艦など、さまざまなアクティビティがあるので要チェックが必要です。
それぞれのアクティビティでは、サンゴ礁に生活を支えられているウミガメやジュゴンなどの海洋生物たちの生活の様子を見ることができます。



また、グリーン島には55種類以上の様々な鳥類も確認されています。
そのうち15種類は島に巣を作って生活している種類なのだとか。
島を歩いていると、見たことのない珍しい鳥に出会えるかもしれませんね。

その他、冒頭にも述べましたが、グレートバリアリーフに存在している島の中でも唯一熱帯雨林が生い茂っているこの島。

島の中には面白い植物がたくさん生えているようです。
このアダンと呼ばれる種類の木は「ウォーキングツリー」とも呼ばれています。

根は主幹の高い位置から地面に伸びており、砂地や湿地などの不安定な地盤でもしっかりと立っていられるように幅広く張っているのだとか。
確かに見た目だけでも歩き出しそうな雰囲気はありますが、実際に5年間で2mほど移動したという記録も残されているようです。太陽の光を求めて気が折れ曲がる時に古い根を離して新しい根を張ったことでこのようなことが起きたようです。
熱帯雨林の中は道も整備されており、見て回れるようにもなっているので、海だけでなく木々の生命力を感じて回ってみるのも面白いかもしれませんね。
アクセス
グリーン島へはツアー等を申し込めば簡単に行くことができるかと思いますので、ここでは個人で行く方法について書きます。
ケアンズの港から島へはもちろん船で行くことになります。島へは2つのフェリー会社
■ Great Adventures
所要時間:片道45分
島に滞在できる時間:7時間
■ Big Cat Cruise
所要時間:1時間20分
島に滞在できる時間:5〜6時間
が船を出しています。(※厳密には他にもあるようですが、所要時間が2時間以上かかるようです)
料金やツアーの内容に関してはこちらのサイトを参考にしてください。