アジア圏の中でもアフリカにほど近い国、イエメン。
この国に、まるで別の惑星にいるかのような独特な雰囲気を醸し出す場所があります。
インド洋のガラパゴス諸島と言われている、独自の生態系を持つソコトラ島。
数多く生息している固有種の中でも特に有名なものとして、面白い形をした「竜血樹」が島のいたるところでその異彩を放っています。



なぜ竜血樹と呼ばれるのかというと、その名の通り、樹液が真っ赤で血のようだからです。

この真っ赤な樹液は、古来から薬や塗料として重宝されてきました。
竜血樹以外にも、島は美しいコバルトブルーの海に囲まれています。
サンゴ礁が広がっている場所もあり、シュノーケリングを楽しむこともできます。

その他、島内には自然保護区のデトワ・ラグーンと呼ばれる真っ白な砂丘も存在しています。
ここも、息をのむような絶景です。
モンスーンの時期になると、この砂丘は猛烈な強風で絶え間なく形を変えるのだとか。

砂丘から続く南部のアオマク・ビーチでは、美しい真っ白な砂丘が海岸線に沿って何キロも続いています。

地球とは別の惑星に来たかのような感覚を味わえるこの島。いつかいってみたいものです。
アクセス
ソコトラ島へは、イエメンの首都サナアから「FERIX AIRWAYS」の飛行機で移動するのが一般的なルートになります。便数はかなり少なめ。
日本から行く場合はフィリピンの首都マニラで乗り換えて、まずはサナアを目指すことになります。
マニラからサナアまでの所要時間は14時間くらい。
東京からサナアだと、往復11万~15万円くらいの価格帯で往復チケットが買えるようです。