イストラ半島の南端部に位置し、ローマ時代には交易の中継地として栄えた港町プーラ。
ここプ―ラには、古代ローマの繁栄の証ともいえる遺跡が多く残っています。
中でもプーラの円形劇場は外壁がほとんど完全に近い形で残っていて、数ある円形劇場の中でも最も保存状態がよいといわれています。古代ローマ人により1世紀に建てられ、当時は闘技場として数多くの戦いが繰り広げられたようです。

イタリア・ローマにあるコロッセオはただ見るだけの遺跡として残っていますが、プーラの円形劇場はクロアチアで最も保存状態の良いローマ遺跡であることから、現在もコンサートや夏の映画祭の会場として使われるなどして、多くの人に利用されています。

また、同じく古代ローマ時代に建てられたアウグストゥス神殿もあります。
この神殿は、ローマ神をローマ帝国初代皇帝アウグストゥスを讃えるために、紀元前2年~14年の間に造られたと考えられています。

第二次世界大戦中の1994年、爆撃により崩壊したアウグストゥス神殿は、1945年から1947年にかけて債券され、古代の石像やブロンズ像などを展示する施設となりました。

観光地と言えば以上の二つになりますが、プ―ラの街には細い石畳の路地がたくさんあり、散歩するだけでも楽しい場所のようです。
アクセス
プ―ラへの行き方です。
クロアチアの首都ザグレブからまずはロヴィニへ向かいます。
ロヴィニからプ―ラまではバスで45分でいくことができます。