「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われている場所は、世界中にいくつも存在しているようです。
「 チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」も、そんな噂が立っている場所の一つです。
映画「ホタルノヒカリ」の撮影が行われた場所としても有名です。
イタリアのラツィオ州にチヴィタ・ディ・バーニョレージョ。
この町の歴史は古く、なんと2500年以上も前に、イタリア半島の先住民族エトルリア人によってつくられたそうです。

霧が立ち込めた時にはあたかも天空に浮かんでいるかのように見えるこの町。ラピュタのモデルになったと噂がたつのも納得です。

かつては陸続きだったこの町は、地盤沈下や雨風の侵食にうよって岩肌が削られたことで孤立してしまったこの町。現在着実に風化が進んでおり、崩壊の危機にあることから、儚く貴い「滅びゆく町」としても知られています。
バーニョレージョの町へは長さ300mの橋をわたってのみ行くことができます。この橋のみが唯一町にアクセスできる通路となっており、車で直接乗り入れることはできません。

橋を渡りきった所には、人の頭を掴む二頭のライオンが彫られているサンタ・マリア門がたち構えています。

門をくぐり、コレサンティ広場を抜けてサンタ・マリア通りを進むと、16世紀に改築されたと言われているロマネスク様式のサン・ドナート教会のある町の中心広場につきます。

広場から歩けば、中世の雰囲気を残す独特の町並みをみることができます。
町全体は小さく、10分もあれば町の端から端まで歩いて周れるようです。


小さな町ですが、中世のイタリアの魅力が詰まった場所だと思うので、是非足を運んでみたい場所です。
アクセス
チヴィタ・ディ・バーニョレージョへの行き方です。
この町はローマから北に100kmほど離れた場所にあります。
◼️個人で行く場合
ローマからは、まずオルヴィエートまでの電車に乗ります。
所用時間:
料金:
その後バスでチヴィタ・ディ・バーニョレージョの最寄りの場所まで行きます。
所要時間:
料金:
そこからは2kmほど歩くようです。
その他、入場料として1.5ユーロかかります。
◼️ツアーで行く場合
ローマ発着で、近郊の都市のオルヴィエートやアッシジを合わせて巡るツアーいくつも組まれているようです。個人でいくより、ツアーに参加した方が楽で安心かもしれませんね。