モロッコのリーフ地方の山中にあるシャウエンの街。
1471年にポルトガルの侵略と戦うための小さな要塞として設立され、1920年にはスペインに占領されてしまった歴史を持つ街。
1956年のモロッコ独立以来、モロッコの都市となっています。
地中海に近いこの小さな町の人口は約4万人。
迷路のように入り組んだ旧市街のメディナ全体は綺麗な青色に染められており、神秘的なオーラを放っています。青い色にはグラデーションがあり、色の濃ゆさでいうとインドのジョードプルよりも青いんだとか。

メディナ内は適当に歩いているとすぐに迷子になるようですが、シャウエンは小さな街な上、治安もよく、客引きなども激しくないので自由気ままに散歩を楽しめるようです。



街全体が青い理由は、15世紀、青を神聖な色とするユダヤ人が移り住んだ際に染めたという説が有力なようですが、他にも単なる虫よけに染めたのだとか、諸説あるようです。
その後400年以上にわたって異教徒の立ち入りを禁止していたことから、イスラムの聖域とも呼ばれています。

ヤギなどもの動物も細い路地を自由に歩いており、平和なムードが漂っています。


もしモロッコに行く機会がある時にはぜひ足を運んでみたい場所ですね。
アクセス
シャウエンへの行き方です。山間にあるこの街はアクセスがあまりよくないため、近郊の街フェズからバスを使っていくことになります。
◼️フェズ→シャウエン
(1日4便 8:00, 11:00, 16:15, 23:45発)
所用時間:3時間30分〜4時間
料金:75DH
モロッコの玄関口カサブランカからも直行のバスは出ていますが、1日1本しか出ていません。
◼️カサブランカ→シャウエン
(1日1便 13:15発)
所用時間:5時間30分〜6時間
料金:140DH
宿情報

山々の景色を望む宿。スタッフも親切ということで評判。
市内中心部から1.1km、近郊のラス・エル・マの滝まで徒歩10分とロケーションも良いです。無料WiFiも有り。