南太平洋に浮かぶ小さな島国サモア。
オセアニアの島々の分類でいうと、ポリネシアに分類されます。
サモアにはいくつか伝統的な文化があります。
また、豊かな自然を感じることのできる場所がたくさんあります。
有名な伝統文化としては、ラグビーのサモア代表選手たちが披露するハカ。

ハカはニュージーランドの先住民であるマオリ族が戦いの前に踊っていた伝統舞踊をルーツとしているダンスです。
ニュージーランドの「オールブラックス」が披露しているハカが目立ってしまいますが、マオリ族を祖先にもつサモアでも同様にハカを踊っているんですね。
さらに、サモアでは「トライバルタトゥー」を入れる伝統が守り続けられています。


イノシシの骨を削ったものを針として入れるこのタトゥー。
このタトゥー、18世紀のキリスト宣教師に、野蛮な行為だとして禁止されたことでポリネシア諸国では衰退していきました。
しかし、このサモアにだけは、今もまだその文化が色濃く残っているんですね。
そして、サモアの自然。サモアはいくつかの島で構成されており、空港のある島からフェリーに乗って島を巡ることができます。

海底火山が噴火してできた玄武岩によって形成されたウポル島には、天然プールの「トスアオーシャントレンチ」があります。



直径50mもあるこのプール。はしごで降りても良し。飛び込んでも良し。
階段を降りれば洞窟のようになっています。エメラルドグリーンの海の中に入れば、大人も子どもも楽しめること間違いなしの場所です。
この島のプールも綺麗ですが、サモアのビーチを歩けば、どこでも白い砂浜と綺麗な海を眺めることができます。

そして、海底火山の噴火が影響なのか、岩場も溶岩風のものが多いようです。

道路もなんだか、南国風。

ウポル島以外で、サバイイ島に行けばさらに自然を感じるスポットがあるようです。
溶岩の流れがくっきり分かるスポットや、

火山の噴火によって埋もれてしまった教会。

ツバメの巣で有名なペアペア洞窟。

ここで取り上げたものはサモアの一部です。
サモアにはもっと奥深い伝統文化、美しい自然の景観がたくさんあるようです。
環境保護にも力を入れているようで、環境保護ツアーもあるよう。
これからも、この伝統と環境を守り続けていって欲しいですね。
アクセス
サモアへの行き方ですが、日本からの直行便はありません。
日本から行く場合はニュージーランドのオークランドか、フィジー諸島のナンディーを経由してサモアのアピア空港へ行くことになります。
成田空港から行く場合は所要時間24時間ほどです。料金は往復約10万円〜になります。
宿情報

サモアでもお手頃価格で内容も充実の宿。ツアーデスクもあり、観光に便利な宿です。