177個の島々を有するイタリアはベネチア。この中にとカラフルな島があります。ベネチアの人口約60000人のうち約3000人が暮らすその島は、ベネチア中心地から船で45分から1時間の距離に位置しています。
この島に一歩足を踏み入れれば、そのカラフルでお洒落な街並みに心を奪われてしまうことでしょう。特に写真が好きな人にはたまらない場所なのではないでしょうか。
島は1時間で見て回れる程度の広さになっているので、ベネチアへの滞在時間があまりなくてもふらっと立ち寄れる場所ですね。



なぜここまで街がカラフルなのか気になりますよね。
島一帯は霧が発生しやすく、漁に出た船がちゃんと自分の家に帰ってこれるようににペイントしたと言われています。昔は政府から色を統一するように指摘されたとていたそうですが、当時の島の人々は反対の姿勢を崩さなかったため、現在でもこの景観がそのままの形で残っているようです。
漁業が盛んなブラーノ島には船着場や家の前にたくさんの船が停まっています。

また、ブラーノ島では漁業が盛んになっていくのに伴い、魚網作りの技術も発展していきました。その漁網作りの技術が派生し、現在ではレース編みも島の名物になっており、島内にはレース編みをあるお店や博物館などもあります。



絵本にでてきそうな絵になる島、ブラーノ島。
イタリアに行く機会があれば是非足を伸ばしてみてください。
アクセス
ブラーノ島への行き方ですが、ベネチアの本島からヴァポレットという水上バスで移動することのなります。乗船時間は約45分です。
途中ガラス細工で有名なムラーノ島(名前がややこしい)を経由しますが、ブラーノ島を目指すのであれば間違って降りないようにしましょう。
ブラーノ島はムラーノ島から11km先にあります。
宿情報
ブラーノ島にはあまり宿が無いようなので、ここではベネチア本土の宿を紹介します。下記の宿はベネチアのサンタ・ルチア駅にほど近い宿になります。
「Alloge Gerotto Calderan」
個室:25ユーロ
無料Wi-Fi、シャワートイレ付き、A/C完備