インドネシアのボロブドゥール、カンボジアのアンコールワットと並ぶ世界三大仏教遺跡として、バガン遺跡という遺跡群がミャンマーにあります。
建造されたのは11〜13世紀ほどと言われています。この遺跡は大きく分けて「ニャウンウー」、「オールドバガン」、「ニューバガン」という区分に分かれており、東京ドーム約895個分の土地にたくさんのパゴダ(仏塔)や寺院が点在しています。
ちなみに、世界三大仏教遺跡のうち、このバガンだけは世界遺産として登録されていません。理由は主に、遺跡の修復などに人の手を加えすぎたことや、高速道路を作るなど、景観を保護するという点で問題があるという話もあります。
ミャンマーの人にとって、遺跡のありのままの姿を残しておくということはそんなに重要なことではないのかもしれませんね。

いずれにせよ広い遺跡なので、歴史的な風景を至るところでみることができることに変わりはありません。
バガンでは数多くのツアーが組まれており、移動方法も大型バスや自動車、バイク、自転車に加えて馬車まで様々な方法があるようなので、自分にあった観光方法をツアーHPか現地で探してみるといいでしょう。

ちなみにバガンへ立ち入るには入域料がかかります。空港や検問所などで$10徴収されるので、前もって準備しておきましょう。(半年間有効)
バガンでは美しいサンセットとサンライズをみることができることで有名です。特にサンライズは朝早いので、日中のツアーのみで満足してチャンスを逃すことの内容にしましょう。
ちなみに絶景スポットはサンセットの場合「Shwesandaw Paya」、サンライズの場合「Bulethi Paya」というパゴタが人気です。このスポットに合わせて宿を確保できたらいいですね。

またバガンでは気球のツアーも多く組まれており、上空からバガンの美しい遺跡を一望することもできます。

ここで注意したいのは、気球ツアーは10月〜3月の期間しか運航していないということです。しかし、これも各ツアー会社で若干運航期間に差があるようなので、興味のある方は事前の確認が必須です。
アクセス(2017年7月現在、100チャット≒8.2円)
バガンへのアクセスはバスや列車の他、ヤンゴンに次ぐ第二の都市であるマンダレーからであれば、船を利用することができます。
【飛行機】
ヤンゴン→バガン
料金:$70~$90
便数:1日3~4便
マンダレー→バガン
料金:$38~$45
便数:1日1~4便
【バス】
ヤンゴン→バガン
料金:12000チャット~
所要時間:12時間~
便数:15:00発のみ
マンダレー→バガン
料金:7500チャット~
所要時間:10時間~
便数:8:00、8:30の2便
【船】
マンダレー→バガン
料金:
エクスプレス便:$31(デッキ)
普通便:$10(デッキ)~$30(個室)
所要時間:
エクスプレス:6時間30分~
普通:14時間
便数:5:30発、7:00発(各船で1日1便)
【鉄道】
ヤンゴン→バガン
料金:$30~
所要時間:16時間
便数:8:30、16:00の2便
マンダレー→バガン
料金:1450チャット〜
所要時間:7時間
便数:22:00発の1便のみ
宿情報
バガンにもやはり日本人宿はある。フミヤさんと呼ばれる日本語ペラペラのミャンマー人がいるゲストハウスがこちら。
個室:13000チャット
Wi-Fi有り、朝食付き
とにかく安く済ませたいという方はこちら。
「Pann Cherry Guest House」
個室:$7
Wi-Fi無し、ホットシャワー・トイレ共同