シーパンドンと呼ばれるエリアをご存知でしょうか。
ラオスに流れるメコン川を南に下り、カンボジアの国境にほど近くにそのエリアはあります。
「シーパンドン」の名前の由来と代表的な2つの島
ラオスの言葉で「シーパン」は数字の「4000」を意味し、「ドン」は「島」を意味します。その名の通り4000ほどの島が存在しています。
その中でも特に大きな島が「ドンデット島」、「ドンコーン島」です。
※ドンデット島への上陸は無料です。ドンデット島からドンコーン島へ続く橋がありますが、入島料がかかります。

ドンデッドで過ごす優雅な日々
私は今から2年前にこの島を訪れ、3日ほど滞在しました。
その間、自転車を借りてぶらぶらしたり、ビールを飲みながらハンモックに揺られてだらだらしたり、カフェでご飯を食べたあと釣りをしたり、夜が近づけば夕日を眺めて、その後満天の星を眺めたりしてました。

この島には特に観光スポットなどはありません。
島での電気は発電機を使った自家発電で行なっているので、夜になると暗い場所が多いです。
Wi-Fiも繋がる詐欺に会うことが多いかもしれません(笑)
※私の宿は全くネットに接続できず、必要な時はカフェに避難していました。
カフェで夕日を眺めた帰り道も真っ暗で、雨の後には足が泥の中に埋まって動けなくなったりします。
また宿でシャワーを浴びると思いますが、基本的に水は川から直接引いた水を利用しているので、薄く茶色い色をしています。
飲み水は必ず購入した水を飲みましょう。
そんな不便なこの島がなぜ心に残っているのか。
おそらく、少し不便で何もないところがよかったのかもしれません。
なにもないけれど、ビールは買える、美味しいシェイクを飲めるカフェがある、少し怪しい食べ物が食べられる、、、。
それだけで、旅をするものにとっては十分なのかもしれませんね。
島の人もとても親切です。
夜道を歩いているとき、反対方面から自転車で来る人は口で
「ぴーーーーーっ」と言って注意を促してくれていました。
なんだか、あたたかい気持ちになりますよね(笑)

釣りをしているときに餌がなくなった時も、
一緒に石をたくさんひっくり返しながらミミズを捕まえてくれました。
その後も根掛かったときに川に入って針をとってくれるなど、とにかく親切な方が多かったです。
他にも魅力はたくさんありますが、続きは実際に島を訪れて自らの目で確かめることをおすすめします。


アクセス
ラオスから
ドンデットへはバン・ナカサンという船着き場のある場所から約15分ほどで行けます。
このバン・ナカサンへの行き方ですが、ラオスのパクセという町から船着き場行きのバスが出ています。所要時間は約2時間です。
パクセには安いゲストハウスが多く他、中級ホテルなどの少し高めの宿まであるので、宿泊には困らないかと思います。
町には両替所もいくつかありますが、宿でも両替をすることができます。
また、船着き場行きのバスも宿で予約することができます。
※ドンデット行きのボート代は別途かかります。そんなに高くなかった気がします。
パクセ以外からとなると、ルアンパバーンやビエンチャンからのバスが出ていますが、12〜30時間ほどかかりますので、覚悟して利用しましょう(笑)
※私はドンデットからルアンパバーンまでバスで移動しましたが、休憩含めて31時間かかりました(笑)
タイから
私は利用していませんが、タイとラオスの国境に近い町、ウボンラチャターニからパクセ行きのバスが出ているようです。
カンボジアから
シェムリアップからバン・ナカサン行きのバスが出ています。
